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InvivoRNAサイレンシング法を活用した哺乳類卵胞発育の人為的制御技術の創出

研究課題

研究課題/領域番号 17780216
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学・基礎畜産学
研究機関名古屋大学

研究代表者

井上 直子  名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 助手 (90377789)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード畜産学 / 生殖生理 / アポトーシス / 卵巣 / 卵胞退行
研究概要

哺乳類の卵胞退行機構には顆粒層細胞のアポトーシスが深く関与していることが明らかとされているが、卵胞退行過程で顆粒層細胞にアポトーシスを誘起するトリガー因子、細胞内シグナル伝達経路については未解明な点が多い。そこで本研究では哺乳類卵胞選択を制御している因子を探索し、その因子の遺伝子の発現をRNAサイレンシング法にて特異的に抑制し、アポトーシスを停止させることで、卵胞選抜を人為支配することを試みた。ブタ卵巣ではFasligand(FasL)/Fasが顆粒層細胞アポトーシスを誘起していることを明らかにし、FasL/Fas系の細胞シグナル伝達に関与するブタFas-associated death domain(FADD ; GenBank accession no.AY519264)ならびにcaspase-8(AY519263)のクローニングを行いそれらの発現ベクターを構築し、ヒト、マウス、ブタ顆粒層細胞由来の培養細胞にそれぞれ過剰発現させたところアポトーシス誘導能を有することを明らかにした。培養顆粒層細胞においてcaspase-8の阻害因子であるcFLIPを過剰発現させるとFas誘導性アポトーシスを阻害し、siRNAにより発現抑制すると、有意に細胞死が誘導された。現在アポトーシス誘導性の転写因子・FOXO3aによる顆粒層細胞死の発現抑制を解析中である。いずれもこれまでのところ初代培養ブタ顆粒層細胞においては遺伝子導入効率が非常に低く、in vivoでの顆粒層細胞の細胞死制御には至っていないが、今後遺伝子の導入方法を検討していく予定である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Molecular characteristics of porcine Fas-associated death domain (FADD) and procaspase-8.2007

    • 著者名/発表者名
      Inoue et al.
    • 雑誌名

      J Reprod Dev. (in press)

    • NAID

      10027328427

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] The regulation of ovarian granulosa cell death by pro- and anti-apoptotic molecules.2006

    • 著者名/発表者名
      Matsuda-Minehata et al.
    • 雑誌名

      J Reprod Dev. 52(6)

      ページ: 695-705

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Expression and localization of Fas Ligand and Fas during atresia in porcine ovarian follicles.2006

    • 著者名/発表者名
      Inoue et al.
    • 雑誌名

      J Reprod Dev. 52(6)

      ページ: 723-730

    • NAID

      10020350765

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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