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イヌのNeospora caninum感染症の臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17780237
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床獣医学
研究機関山口大学

研究代表者

板本 和仁  山口大学, 農学部, 助手 (50379921)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードNeospora caninum / イヌ / 画像診断 / MRI / 中枢神経疾患 / ELISA / IFA / 中枢神経
研究概要

ネオスポラ感染症は胞子虫綱に属するNeospora caninumによる感染症で、1988年に米国でイヌの脳神経組織内で確認された比較的新しい疾病である。本研究ではイヌのネオスポラ感染症の臨床的研究として、ELISAおよびIFAを用いた抗体保有状況の調査、および臨床データの回顧的研究を実施した。本研究で得られた神経症状を呈した症例での抗体陽性率は13.0%(19/146)であった。また神経症状を呈していない症例(n=200)で得られた抗体陽性率は2%であり、中枢神経疾患へのNeospora caninumの関与が疑われた。抗体陽性例の平均年齢は8.5歳であつた。MRI検査の結果ではMRI画像は個々の症例で様々な様相を呈し、T2強調画像でび漫性、限局性、散在性の高信号領域を認め、多くは髄膜脳炎様の画像が得られた。血液生化学検査では一定の傾向は認められなかった。主な症状は強直性発作(10/16)、歩様異常(6/16)が認められた。歩様異常の認められたものの多くは、小脳病変および脊髄病変が認められ、病理組織学的に確認できた症例は、髄膜腫(4例)、非化膿性髄膜脳炎(1例)、壊死性髄膜脳炎(1例)であった。また髄膜腫がMR画像から疑われた症例の抗体陽性率は30.8%(4/13)であり、髄膜腫の発生要因にN.canilnumの関与の可能性が疑われた。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 図書 (1件)

  • [図書] SAC2006

    • 著者名/発表者名
      板本和仁
    • 総ページ数
      5
    • 出版者
      共立製薬株式会
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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