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白血病治療薬の創製を指向した植物由来アルカロイドラピジレクチンの合成研究

研究課題

研究課題/領域番号 17790020
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関東北薬科大学 (2006)
東京薬科大学 (2005)

研究代表者

阿部 秀樹  東北薬科大学, 薬学部, 講師 (00328551)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードラピジレクチンB / 共役ジエンアザスピロ環化反応 / Kopsia lapidilectaアルカロイド / アシルイミニウムイオン
研究概要

昨年度に引き続き,マレーシア産キョウチクトウ科植物Kopsia lapidilectaの葉から単離された多環性アルカロイドラピジレクチンBの合成研究を行った。昨年度はラセミ体を用いた検討により,Kopsia lapidilectaアルカロイド類共通の骨格である2,3-dihydroindole-2-spiro-1´-cyclohexane骨格の構築に成功した。すなわち共役ジエン側鎖3´位にアルコキシ基を有するn-メトキシカルボニル-2-置換インドール誘導体を用いた飴アシルイミニウムイオン-共役ジエンアザスピロ環化反応を鍵反応とするものである。今年度は同様の手法を用いた光学活性体によるラピジレクチンBの合成研究を行った。
L-リンゴ酸を出発物質とし,ボラン還元の後数工程を経て導かれる共役ジエンを有する光学活性カルボン酸とσ-トルイジンを縮合させることにより光学活性な2-置換インドールを合成した。次いでインドール窒素をメトキシメチル基で保護した後,トリフルオロ酢酸を作用させたところスピロ環化反応が進行し,目的とするスピロ環化体を得ることができた。得られた光学活性スピロ環化体に対し,側鎖の酸化的開裂,インドール3位の酸化を行った後ビニルグリニャール試薬を作用させ,ベンジル位3級水酸基の構築を達成し,ラピジレクチンBの立体配置を有したビニル化体を立体選択的に合成することができた。
現在,スピロ環化反応のさらなる収率の向上と,得られたビニル化体よりハイドロボレーション,続く光延反応によるアミノ基の導入等種々の反応の条件最適化を検討中であり,次いでラピジレクチンBの全合成を達成する予定である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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