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アポトーシスを阻害する抗HIV薬

研究課題

研究課題/領域番号 17790094
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 創薬化学
研究機関北里大学

研究代表者

宇井 英明  北里大学, 北里生命科学研究所, 専任講師 (90290957)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード感染症 / AIDS / HIV / アポトーシス / TRAIL / 微生物
研究概要

AIDSとはHIVの感染により免疫細胞が減少し、日和見感染で死に至る病である。その細胞死はアポトーシスによることが示されているが、本研究はその阻害剤を微生物資源より探索し、AIDS治療薬の開発に繋げることを目的としている。またそのような阻害剤は同じくHIVの感染により引き起こされるHIV脳症の治療薬となることも期待され、AIDSで死に至らなくても大きな問題となる後遺症の治療薬としても有用性は高いと思われる。
本年度は前年度に確立した検定系を用いて微生物の培養液よりアポトーシス阻害剤を探索し、放線菌や糸状菌、粘菌などの培養液及びそれらからの抽出物約7,000サンプルをスクリーニングした結果、土壌由来放線菌K05-0255株の培養液に有意な阻害効果を見出した。この培養液はAIDSに関与すると考えられるアポトーシスは阻害する一方で、類似した他の因子によるアポトーシスには少なくともその数倍以上の濃度でも阻害効果を示さず、特異的な阻害物質を含む可能性が高い。しかしながら本菌株については培養における生産性が著しく低下してしまったことから、現在活性物質の産生条件を検討している。
本スクリーニング系については全体として選択率が非常に低いことが問題と思われる。ただしこの検定系はアポトーシスに関与するcaspaseの非特異的阻害剤Z-VAD-FMK 20 microMによりほぼ完全に阻害されたことから、アポトーシス阻害剤を探索する本研究に合目的であると考えられ、更にスクリーニングを継続している。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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