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環境汚染物質分析のための二次元高速液体クロマトグラフィーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17790102
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 環境系薬学
研究機関日本薬科大学

研究代表者

村橋 毅  日本薬科大学, 薬学部, 助教授 (70340445)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード二次元高速液体クロマトグラフ / 環境汚染物質
研究概要

ディーゼル排出粒子中には発がん性あるいは変異原性を有する多環芳香族炭化水素(PAH)が含まれている。PAHの分析には蛍光検出HPLCを用いることが多い。ディーゼル排出粒子には多くの蛍光を有する成分が存在するために、蛍光検出HPLCを用いる方法ではきょう雑成分が目的成分の定量精度に影響を与える場合が多い。本研究ではPAHの中でも、特にきょう雑成分のため分析が困難なbenz[a]anthraceneとchryseneに最適な条件で分析を試みた。包括的二次元HPLCでは一次元と二次元のカラムの選択が、包括的二次元HPLCの分離で最も重要である。包括的二次元HPLCでは、一次元のカラムからの溶出液を順次二次元のカラムで高速分離を行うので、二次元のカラムは高速で分離できることが必要であり、また一次元のカラムは二次元のカラムと分離特性が異なることが必要である。二次元のカラムとして、充てん型のカラムとモノリス型のカラムを比較検討した結果、モノリス型のカラムのほうが、より短時間で分離ができたので、モノリス型のカラムを用いることにした。モノリス型のカラムの結合基はモノメリック型のC_<18>であるので、二次元のカラムとしてポリメリック型のC_<18>基他4種類のカラムを検討したところ、ポリメリックC_<18>カラムで最良の分離が得られたので、これを一次元のカラムとして用いた。以上のカラムの組合せによる包括的二次元HPLCでディーゼル排出粒子の抽出物を分析した。試料は、まず一次元のポリメリックC_<18>カラムで分離され、溶出液は1分ごとに連続して二次元のモノリス型のC_<18>カラムに導入され、分離・検出される。本分析法ではディーゼル排出粒子中のPAHがきょう雑成分の影響が少ない状態で分析することができた。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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