研究課題/領域番号 |
17790140
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
吉川 俊之 名大, 医学部附属病院 (70378058)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
|
キーワード | in situ hybridization / micro whole mount / large scale / preimplantation embryo / oligo DNA probe |
研究概要 |
1.Micro whole mount in situ hybridization (micro-WMISH)用Chamberの完成 直径が100umに満たない微小サンプルに対するwhole mount in situ hybridizationのための装置を開発した。この装置は、微小サンプルを保持しつつ、溶液をスムーズに交換することが可能で、従来のような顕微鏡下の操作が不要である。サンプルは標的遺伝子ごとに独立したinsert内に格納され、1回の実験で最大20個の遺伝子を標的としたmicro-WMISHを行うことが可能となった。 2.cRNA probeを用いたprotocolの完成 本装置とcRNA probeを組み合わせたmicro-WMISH protocolを作成した。マウス初期胚において発現が知られているいくつかの遺伝子に対してcRNA probeを作成し、未受精卵から胚盤胞までの各ステージに対し、形態を完全に維持したままmicro-WMISHを行うことに成功した。 3.oligo DNA probeを用いたprotocolの作成 cRNA probeを作成するには、鋳型となるcDNAを入手する必要がある。また、その配列によって、ターゲットとなるmRNAへの結合力や、似た配列を持つ他の遺伝子由来のmRNAとの交差反応の程度が異なるため、probe毎にprotocolを最適化しなければならない。これは、large scale studyを行うにあたって大きな障害である。これに対しoligo DNA probeは、標的とする遺伝子配列情報を元に、標的mRNAに対する結合力が強く、交叉反応の小さなprobeをデザインし、合成することが可能である。そこで現在、large scale化に有利なoligo DNA probeによるmicro-WMISHのprotocolを作成し、最適化のためのテストを繰り返している。
|