研究課題/領域番号 |
17790166
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 生理学研究所 |
研究代表者 |
渡部 美穂 生理学研究所, 発達生理学研究系, 特任助手 (10399321)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 性周期 / GnRH / 視床下部 / KCC2 / GABA / 神経科学 |
研究概要 |
性周期を制御している生殖腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)ニューロンの制御機構におけるGABAの役割について検討を行った。性周期に伴うGABA応答の変化を調べたところ、発情前期、発情間期I、IIの雌ラットでは約90%のGnRHニューロンがGABAに対して興奮性を示した。それに対し、発情期の雌では約50%のGnRHニューロンのみ興奮性を示し、GABA応答に性周期に伴う変動があることが明らかになった。また、雄では約50%のGnRHニューロンのみ興奮性を示し、GABA応答には性差があることがわかった。さらに、GABA応答には日内変動があることが明らかになった。発達に伴うGABA応答の変動をneonatalからperipubertalまで調べたが、発達段階では性差はみられなかった。GnRHニューロンでみられるGABA応答の変動はCl^-を細胞外にくみ出すトランスポーターであるKCC2の機能発現の変動である可能性が考えられたため、KCC2の機能制御機構の検討を行ったところ、KCC2はC末端にチロシンキナーゼのリン酸化部位が一カ所存在するが、この部位への変異の導入によりKCC2が機能しなくなることや、C末端領域の欠失によりKCC2の機能がなくなることが明らかになった。次に、GnRHニューロンが示すCa^<2+>オシレーションにおけるGABAの役割について検討を行ったところ、GABAによりCa^<2+>オシレーションの同期の増加がみられた。さらに、GnRHニューロンに投射しているGABAニューロン終末からのreleaseを調べたところ、雄に比べて雌の方がspontaneous IPSCのfrequencyが高いことが示された。
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