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ヒトナルコレプシー及び睡眠障害感受性遺伝子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 17790224
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 人類遺伝学
研究機関東京大学

研究代表者

川嶋 実苗  東京大学, 大学院医学系研究科, 寄付講座教員(助手相当) (00396706)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードネルコレプシー / 睡眠障害 / 疾患関連遺伝子 / 一塩基多型 / 関連解析 / マイクロサテライトマーカー / ナルコレプシー
研究概要

本研究の目的は、ヒトナルコレプシーをはじめとする睡眠障害の新たな感受性・抵抗性遺伝子を見出すことである。昨年度までに約2万3000個のマイクロサテライトマーカーを用いたゲノムワイドな関連解析(1次・2次スクリーニング)を行ない、いくつかの候補マーカーを見出している。本年度はその候補マーカーの内、ヒトナルコレプシーの既知感受性遺伝子であるヒト白血球抗原(HLA)領域(6p21.3)近傍上流に存在するマーカー(MS1)周辺の解析を進めた。
まず、pooled DNAを用いた1次,2次スクリーニングによって検出された関連の確認を患者群231名、対照群420名分のゲノムDNAを用いた個別資料タイピングにより行なった。フィッシャーの直接検定法による各アリルに対する2x2分割表を用いた統計解析を行なった結果、MS1の13アリルのうち3アリルが有意差に至り、ナルコレプシーとMS1との関連が示唆された。ほとんどの日本人ナルコレプシー患者はHLA-DRB1*1501アリルを所有することから、HLA-DRB1*1501をヘテロ接合で所有する対照群112名と、先程とは別の患者群170名を用いた関連解析も行なった。その結果、対象検体数が減少したことで検出力は低下したものの、1アリルにおいて依然として有意差に至り、疾患との関連が確認できた。
次に、HapMapプロジェクトデータベースに登録されている日本人44人分のSNPs結果を用いてMS1周辺の連鎖不平衡(LD)ブロックを確認し、MS1を含むLDブロック及び両隣のブロック内のTag SNPsを用いた解析を行なった(患者群190名、対照群190名)。その結果、33SNPsが有意差に至り、その中の19SNPsは、HLA-DRB1*1501ヘテロ接合体を用いた解析においても有意差に至った(患者群143名、対照群103名)。これら19SNPsについて最大尤度推定値分析を行なったところ、SNP5とSNP15を持つときに最大尤度を示した(P<0.05)。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] Genomewide association analysis of human narcolepsy and a new resistance gene.2006

    • 著者名/発表者名
      Kawashima M.et al.
    • 雑誌名

      American journal of Human Genetics 79(2)

      ページ: 252-263

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 新規ヒトナルコレブシー関連遺伝子の同定2006

    • 著者名/発表者名
      川嶋 実苗
    • 雑誌名

      医学の歩み 219

      ページ: 868-870

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [産業財産権] 新規ナルコレプシー関連遺伝子2006

    • 発明者名
      徳永 勝士, 川嶋 実苗, 猪子 英俊, 本多 裕
    • 権利者名
      国立大学法人東京大学, 学校法人東海大学
    • 出願年月日
      2006-02-13
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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