• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ムチン型糖転移酵素遺伝子の単離と解析

研究課題

研究課題/領域番号 17790233
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 人体病理学
研究機関名古屋大学

研究代表者

橋本 光義  名古屋大学, 大学院医学系研究科, 助手 (70378008)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード糖転移酵素 / ムチン / acetylglucosaminyltransferase / 免疫染色 / ノーザンプロット / RACE
研究概要

マウスcore2 β1,6-N-acetylglucosaminyltransferase mucus type(C2GnT-M)遺伝子をクローニングするために、ヒトC2GnT-M遺伝子のcDNA塩基配列を用いてデータベース検索を行った。次に、マウスの大腸からmRNAを抽出し、RACE法を用いてC2GnT-M遺伝子のcDNAを取得した。5'-RACEでは1種類、3'-RACEでは2種類のcDNA断片が得られた。マウスC2GnT-MのmRNAは2種類あると考えられ、その完全長塩基配列は約4.3kbおよび2.25kbであった。DNA塩基配列との比較により、C2GnT-M遺伝子は3つのexonで構成され、そのopen reading frameはexon3に位置しており、2つの異なるポリA付加部位を使用していることが示唆された。RACEプロダクトの一部をプローブにしてノーザンプロット法を行ったところ、2本のバンドが確認され、大腸や小腸、胃に強い発現が認められた。次に、合成ペプチドを用いてポリクローナル抗体の作製を行った。抗体の検定は、ウエスタンブロット法を用いて行った。C2GnT-Mの触媒領域をPCRクローニングにより発現ベクターに組み込み、Panc1細胞にトランスフェクションしてFLAGタグとの融合タンパク質を発現させ、抗体の特異性を確認した。免疫染色によりC2GnT-Mは、大腸の杯細胞、小腸の杯細胞やパネート細胞、ブルンナー腺、胃の腺窩上皮、副細胞、幽門腺に発現が認められた。C2GnT-Mは、MUC2やMUC5AC、MUC6などの分泌型ムチンを分泌する細胞に発現していることが示唆された。以上の内容は英語論文にまとめ現在投稿中である。また、ヒト大腸癌におけるC2GnT-Mの発現を免疫染色により検討したところ、分化型腺癌では発現が低下しているが粘液癌には強い発現が認められた。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi