• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

地域テレ(パソ)コミュニケーションシステムの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17790238
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 人体病理学
研究機関琉球大学

研究代表者

中山 崇  琉球大学, 医学部附属病院, 助教授 (20293558)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード遠隔 / IT / テレパソロジー / 病理診断 / 医学教育 / 遠隔医療
研究概要

【はじめに】沖縄県は多くの島嶼を抱えており,人的・物的交流に障害もある。本研究は,病理医間の交流をもとにさらにそれを拡大し,臨床医,研修医,医学生の研修・教育をもおこなえる包括したシステム,すなわちネットワーク型地域テレ(パソ)コミュニケーションシステムの構築を目指すものであった。本年度はより高い質を要求される病理医間での症例検討(review)に本システムを応用した。【方法】基本システムは前年度のものを踏襲したが,一部のPCにおいて機器やOSの更新を試行することもおこなった。実証試験では,顕微鏡画像の画質や転送速度が症例検討に十分耐えうるものであったかを評価の対象とし,webカメラ・マイクで配信される画像・音声(テレビ会議の質に相当)の評価もおこなった。【結果】顕微鏡画像の質はCCDカメラの性能に依存し,本ネットワーク・システムそのものには根本的に依存しないこと,現システムでは十分な転送速度が得られたことが確認された。ただしこれまでも問題となっていた,機器の制限からくるリアルタイム配信の実現には至らず,今後の課題として残った。一方,テレビ会議システムとしてのwebカメラ・マイクの性能には問題はないが,マクロ画像やその場での追加提示資料を示すにあたっては,画質が不十分なこともあった。Webカメラの簡易性・安価性を取るか,高機能ながら汎用性の制限と,高価格なカメラを使用するかはケース・バイ・ケースでの判断が必要かもしれない。【結語】我々が構築したシステムはNikon DS2Mv-DS-L1というカメラシステムを採用することで,市販の安価なwebカメラとの組み合わせで特別なスペック・仕様を要求されない。このため,1人病理医あるいは病理医不在病院をはじめ規模の比較的大きくない施殴でも容易に導入可能であり,かつある程度の画質・転送速度を得ることができ,コスト・パフォーマンスに優れたシステムと思われる。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 遠隔実習の試み2006

    • 著者名/発表者名
      中山 崇, 大城真理子, 青名畑美幸, 吉見直己
    • 雑誌名

      平成18年度 ITを活用した教育の研究発表会 論文集 (琉球大学総合情報処理センター)

      ページ: 11-13

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi