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リンパ管におけるホメオボックス転写因子Proxlの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 17790255
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関東京大学

研究代表者

市瀬 多恵子  東京大学, 医科学研究所, 助手 (00396863)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードリンパ管 / マウス / Proxl / Prox1
研究概要

Proxlの発現誘導が可能な遺伝子導入マウス(CGPマウス)とCAG-Creマウスを交配し、Prox-1の全身性発現の影響について解析したところ、ダブルトランスジェニックマウス(dTgマウス)は、胎生11.5日までには死亡するが、PECAM-1抗体を用いたホールマウント免疫染色の結果では、血管形成に顕著な異常は見られなかった。また、CGPマウスとTie2-Creマウスを交配し、血管内皮でのProx-1の強制発現の影響について解析したところ、dTgマウスは、メンデルの法則から予想される数より少ないものの、出生し、8週齢までに死亡することが分かった。出生後1日目のCGP/Tie2-Cre dTgマウスの小腸を、PECAM1およびLYVE1に対する抗体を用いて免疫染色を行ったが、血管・リンパ管の形成に顕著な異常は見られなかった。本研究では、Proxlが、血管内皮細胞からリンパ管内皮細胞への分化を一意的に決定するわけではないことが示唆されたが、致死の原因や機序は不明であり、更なる解析の必要性が考えられた。
一方、変異型SV40 large T抗原を内皮細胞で発現する遺伝子導入マウスから、成体の内皮細胞を効率良く分離、培養可能であることが所属研究室において示されていたことから、当該マウスを用いた胎生期の内皮細胞の分離、培養を試みた。その結果、PECAM-1・VEGFR-2陽性、Lyve-1陰性の血管内皮細胞と、PECAM-1・Lyve-1・Proxl陽生のリンパ管内皮細胞の分離、培養に成功した。CGPマウスと組み合わせることで、Proxlを過剰発現する胎生期血管内皮の性質をin vitroで解析するために有効であると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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