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水痘-帯状疱疹ウイルス感染における糖タンパクによる免疫修飾能の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17790305
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 ウイルス学
研究機関金沢医科大学

研究代表者

佐藤 仁志  金沢医科大学, 医学部, 助手 (20303224)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード水痘-帯状疱疹ウイルス / 免疫応答 / 糖タンパク / gH:gL / 中和抗体
研究概要

水痘-帯状庖疹ウイルス(VZV)の糖タンパクによる免疫誘導及び免疫修飾過程について研究をおこなってきた。前年度において、VZVの最も重要な中和抗体のターゲットであるgH : gLに対する抗体産生の制限は免疫誘導過程における、サイトカイン産生に対する直接的な影響よりもむしろ、gH : gLの立体構造そのものが抗体の標的として認識されにくいと考えられた。
したがって、今年度においてはgH : gLに対して主に検討を加えた。これまで、gH : gLに対するモノクローナル抗体のみその解析に用いられてきたが、今回、大腸菌リコンビナントタンパクを作製し、それに対する抗血清を作製した。ウェスタンブロットにて118kDaのmature formのものと80kDaのimmature formのものが検出された。そのため、細胞表面に存在する糖タンパクをビオチンにてラベルし、細胞表面上に存在するタンパクのみ免疫沈降法にて検出を試みた。5つのフラクションに分けたリコンビナントgHにて免疫をおこなったところ、各々の抗血清が、二つのimmature formとmature formの糖タンパクを沈降させた。ウイルスの中和能と比較したところ、immature formも細胞表面に存在し、また中和の標的となっていることが示唆されたため、バキュロウイルス発現系にて、immature formのタンパク産生を試みた。しかしながら、この発現系で現在のところ、gH : gLの発現が困難で、糖修飾の不完全さが正しい立体構造を持つタンパクの発現を阻害していると考えられる。現在、哺乳類細胞の持つ糖修飾酵素を恒常的に発現する細胞にて検討中である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Vasculitis induced by immunization with Bacillus Calmette-Guerin followed by atypical mycobacterium antigen : a new mouse model for Kawasaki disease.2007

    • 著者名/発表者名
      Nakamura T, Yamamura J, Sato H, Kakinuma H, Takahashi H
    • 雑誌名

      FEMS Immunol Med Microbiol. 49(3)

      ページ: 391-397

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Infection and direct injury in human hepatocyte explants and a hepatoblastoma cell line due to hepatiticomimetic (non-hepatitis) viruses.2007

    • 著者名/発表者名
      Phromjai J, Aiba N, Suzuki M, Sato H, Takahara T, Kondo S, Shiraki K
    • 雑誌名

      J Med Virol. 79(4)

      ページ: 413-425

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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