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ヒト制御性樹状細胞に特異的に発現するT細胞機能制御分子の同定と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 17790334
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 免疫学
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

佐藤 克明  理研, 研究員 (40301147)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード樹状細胞 / T細胞 / 免疫寛容 / 制御性樹状細胞 / アネルギーT細胞 / 制御性T細胞 / 免疫機能分子
研究概要

本課題では、ヒト制御性樹状細胞(regulatory dendritic cells ; DC_<reg>)に特異的に発現する分子の同定と機能解析を行うことにより、DC_<reg>のT細胞制御機能の作用機序を解明することを主眼とした。本年度の研究計画と現在までに得られた研究結果は以下の通りである。
1.DC_<reg>の遺伝子発現プロファイルの検索
GeneChipプローブアレイを用いて、ヒト成熟樹状細胞(mature DCs ; mDCs)とヒトDC_<reg>間での差次的遺伝子発現プロファイルについて検討を行った。その結果、約47.000遺伝子産物中においてヒトmDCsの方がヒトDC_<reg>よりも発現が高い遺伝子数は2,103で、その内、細胞膜分子数が127、免疫関連分子数が118、転写因子数が223であった。一方、ヒトDC_<reg>の方がヒトmDCsよりも発現が高い遺伝子数は2,602で、その内、細胞膜分子数が181、免疫関連分子数が67、転写因子数が112であった。
2.ヒトDC_<reg>特異的遺伝子発現の解析
得られた差次的遺伝子群の中で免疫グロブリン様ドメインを有する細胞膜分子がDC_<reg>において機能分子として作用することを予想し、CD200受容体類似分子(similar CD200 receptor ; sCD200R)を選択した。DC_<reg>はmDCsと比較してsCD200Rの発現がGeneChipプローブアレイ解析では約500倍、リアルタイムPCR解析では約750倍認められ、さらにsCD200Rは他の免疫細胞ではほとんど発現が認められなかった。これらのことから、sCD200RはDC_<reg>において特異的な発現が認められる機能分子であることが推察された。
3.抗ヒト制御性樹状細胞特異的分子抗体の作製
sCD200Rペプチドを実験動物に免疫して、抗sCD200R抗体を作製し、現在発現解析中である。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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