研究課題/領域番号 |
17790345
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
菅沼 太陽 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (00328379)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 社会医学 / 医学教育 / 教育工学 / 問題発見解決能力 / 能力評価 / 因子 / チュートリアル |
研究概要 |
1)問題発見解決能力の因子解明のための質問紙調査:昨年度作成した質問紙を用いて、2006年度1年生(103名)および2年生(104名)を対象として、ホームページ上でアンケート調査を実施した。2005年度に実施したアンケートプログラムは、単独で動作した。統合的な問題発見解決能力を測定するシステムを構築するため、アンケート実施プログラムを問題発見解決能力測定プログラムと連動させた。 2)問題発見解決能力測定プログラムの構築:問題発見解決能力測定プログラムを構築した。本プログラムはWebをベースに動作するプログラムである。学生は、ホームページ上に表示された事例に対して、疑問点を列挙できる。その疑問点に対する資料を検索し、探し出した資料を登録する。本プログラムは、疑問点と資料の質を評価し、学生の成績として統合的に管理できる。本プログラムは、測定対象者がどこにいても受験できるよう、ホームページ上で動作する。また本プログラムは、データベースとPHP言語によるウェブアプリケーションであるため、追加機能の作成、他のプログラムとの連携が容易である。これらの機能は、本プログラムが発展性を維持していると考えられた。 3)問題発見解決能力を規定する因子の解明:上記1)のアンケート調査の結果は、対象者に5件法で解答させ、その解答数値について因子分析(主因子法、バリマックス回転)を行った。因子負荷その結果、第一因子は「思いやり」、第二因子は「積極性」、第三因子は「発言力」、第四因子は、「検索力」と解釈された。これらの結果から問題発見解決能力は、人間関係に関連した能力に影響を受けることが考えられる。
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