研究課題/領域番号 |
17790349
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
濱田 吉之輔 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教 (10362683)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | ペプチド / 血管新生 / オステオポンチン / DDS |
研究概要 |
生体内に存在するペプチダーゼを利用したDDSペプチドをデザインし、その徐放性を確認した。修飾SVVYGLRのDDSとしての作用期間の検討としてSVVYGLR,GGGGGG-SVVYGLR、GGG-SVVYGLR-GGGを合成し動物実験をおこなった。更に、SVVYGLR、GGGGGG-SVVYGLR、GGG-SVVYGLR-GGGをそれぞれ単体のもの、2種類ずつ組み合わせた物、3種類全てを組合わせたものをin vitroで実験しその血管新生度を評価した。今回、SVVYGLRに徐放性を持たせるためにグリシンを付加した結果、全てのペプチドにおいて、Wild typeよりも血管network形成度が高くなった。また、全てのペプチドで、5日よりも10日の方がnetwork形成度が高くなった。5days,10days共に3種組合わせたものが最も効果が高かった。現在薬物の徐放にはゼラチンが使用されるのが主流だが、昨今、BSEの問題により、ゼラチンを使った徐放が危険視されている。したがって、今回の実験のような、ペプチダーゼを利用した徐放が実用化されれば、より、安全な薬物の開発に役立つと思われる。
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