配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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研究概要 |
栃木県下都賀郡都賀町の小学校3校の5〜6年生とその保護者を対象に、性に関する正しい情報の伝達や啓発がセクシュアリティーに関する知識の習得および問題解決に効果があるかどうか評価するための地域介入研究をおこなった。 本年度の前半は昨年度に引き続き「1,地域ぐるみでの思春期保健の推進」、「2,保護者に対する支援の充実」、「3,学校等との連携」を大きな柱とした地域介入を実施し、後半は地域介入に関する評価を行った。地域介入は「1,地域ぐるみでの思春期保健の推進」の1つとして、昨年度と同様に小学校6年生を対象とした「夏休みふれあい体験学習」を実施した。「3,学校等との連携」では、地域保健と学校保健との連携について保健師と養護教諭との間に話し合いの機会を設けた。地域介入、特に「夏休みふれあい体験学習」などの「1,地域ぐるみでの思春期保健の推進」に関して評価をする目的で、小学校6年生および中学生を対象としたアンケート調査を計画した。教育委員会および対象の小中学校の了解のもと、平成20年5月に調査が実施できるよう準備中である。 3年間の研究総括として地域保健と学校保健との連携に関する課題を探る目的で、本研究に協力して頂いた保健師、養護教諭を対象にアンケート調査を実施した。本研究に協力頂いた3名の保健師のうち2名、4名の養護教諭全員から回答を得た。この結果から、地域保健と学校保健との連携を進めるためには、思春期保健に対する共通認識を持つことが大切であり行政組織の壁を乗り越えるためにも両者が歩調を合わせて課題に取り組む必要があること、また、保健師、養護教諭共に異動があることで取り組みの歩調が乱れやすいので、連携が継続できるようなシステム作りが必要であることが課題として浮かび上がった。
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