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途上国の乳幼児の肥満把握を目的とした実用的な指標の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17790391
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

坂本 なほ子  順天堂大学, 医学部, 助手 (20398671)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード小児肥満 / 指標 / 乳幼児 / 国際比較 / ベトナム
研究概要

本研究では発育曲線の国際比較を行い、国ごとの乳幼児の発育の違いを比較することを目的とし、BMIの国際比較を行った。その方法は、各個人について身長と体重からBMIを算出しLMS法を当てはめグラフ化を行うというものである。本研究の対象国は日本とベトナムであり、日本のデータについては文部科学省が毎年調査を実施している「学校保健統計」から、5歳から17歳の男女約670,000名のデータを入手した。一方、ベトナムに関しては年齢別身長・体重データが存在しないため、ハノイにある国立栄養研究所の協力を得て、新たに調査を実施し、11,248名のデータを収集した。そして、先行研究(COle TJ他)の6力国(ブラジル、イギリス、香港、オランダ、シンガポール、合衆国)データによる結果を参照した。同先行研究では18歳児の25kg/in2および30kg/in2をcut-off値として検討を行っていた。ベトナムの18歳児において25kg/m2は、男児98.9パーセンタイルおよび女児99.3パーセンタイルに相当していた。また、30kg/m2は、男児99.9パーセンタイルおよび女児100パーセンタイルに相当していた。それぞれのパーセンタイル値を合衆国および日本(昨年度の結果)と比較するために、各国の値をみると、25kg/m2について男児は81.9と83.1、女児は83.5と86.3、30kg/m2について男児は96.7と96.7、女児は96.0と97.8となっている。ベトナムの25kg/m2のパーセンタイル値は合衆国や日本のものよりも非常に高い、すなわち、非常に肥満者の割合が低いことが分かった。18歳時点での25kg/in2および30kg/m2に対応するパーセンタイルという肥満判定はベトナムについては不適切であると推測され、適切な年齢とBMIを算出する必要がある。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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