• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

非アルコール性脂肪性肝炎の成因および治療の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17790454
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関山口大学

研究代表者

内田 耕一  山口大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (80397992)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード非アルコール性脂肪性肝炎 / 肝線維化
研究概要

われわれは非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の原因を検討すべく、高脂肪食を使用しサンプル作成を行ったが、組織学的肝炎像、肝線維化像が安定しなかった。そこでNASHのモデルとして確立しているコリン欠乏食(CDAA)を使用し、NASHモデルを作成した。急性期のモデルとしてCDAA投与開始1週間目、2週間目、慢性期のモデルとして3ヶ月目のサンプルを抽出した。各サンプルの肝重量/体重比、血清学的、組織学的検討を行った。以下これまでに得られた結果を示す。
1、肝重量/体重比は急性期2週目ではコントロールと比し有意に上昇していた。しかし慢性期ではコントロールに比し有意に低下した。
2、血清学的検討では急性期1週目2週目ではALT、総胆汁酸がコントロールと比し有意に上昇していた。また血漿中の総コレステロール、リン脂質、中性脂肪は有意に減少した。慢性期においてはALT、総胆汁酸、アルカリフォスファターゼ、コリンエステラーゼが有意に上昇していた。
3、組織学的検討では1週目では、肝臓における肝細胞脂肪化は全例に認められた。
2週間では、殆どの個体が、細胞質全体を占めるほど大型な脂肪滴が認められる肝細胞脂肪化がほぼびまん性に認められた。炎症性細胞浸潤、肝細胞の単細胞壊死も認められたが、1週間に比べ肝細胞の脂肪化が著しかった。
肝組織内の総コレステロール、リン脂質、総胆汁酸、中性脂肪濃度が有意に増加した。
3ヶ月目では肝線維化率が有意に上昇していた。また前癌性病変(GST-Pfbci)増加が認められた、
4、各時期におけるWhole liverから抽出したRNAを用いてマイクロアレイを行った。これらの結果により興味深い遺伝子の動向に対してWestenによる確認を行なっている。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi