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肝内免疫プロテアソームプロファイル変化の解析による自己免疫性肝炎再燃機序の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17790469
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

安部 宏  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50343538)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードAIH / 免疫プロテアソーム / 自己抗原 / 抗原提示 / 自己免疫性肝炎 / 動物モデル
研究概要

まず、20Sプロテアソームを精製方法の確立を行った。マウスAIHモデルの融合細胞投与前、肝炎誘導時、肝炎収束時、IL-12投与による肝炎再燃時にそれぞれ肝臓を採取し、採取後すぐの肝臓をホモジナイズしフィルター処理後の上清をDEAEセファセルに供し、得られたプロテアソームを含むタンパク分画をショ糖密度勾配遠心に供し、プロテアソーム分画をMonoQカラムにより精製を試みプロテアソーム分画が得られることが明らかとなった。
この方法を用いて得られたプロテアソーム分画を二次元電気泳動により展開し、得られた各スポットを切出しトリプシン処理後にMALDI-MS解析を行ないプロテアソームのサブユニットプロファイルを解析する技術の開発、この方法によるAIHの発症、再燃時の肝内免疫プロテアソームのサブユニットプロファイルの比較を試みた。
AIHの発症時、再燃時のプロテアソーム分画の二次元電気泳動パターンは、ほとんど同一であったが、発症時にみられ再燃時にはみられないスポットが2個、逆に発症時にみられないが再燃時にはみられるスポットが1個認められた。この計3個のスポットのMALDI-MS解析によるプロテアソームのサブユニットプロファイル解析を試みたが、今回試みたプロテインチップ解析方法では、3個のスポット間での差異は認めなかった。
以上より、AIHの発症時、再燃時には、肝内で発現する免疫プロテアソームサブユニットプロファイルがわずかに異なっており、発症時と再燃時では提示される自己抗原の性状が変化し、それにより再燃が生じる可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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