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遺伝子導入を用いた齧歯類肺胞上皮I型細胞における遺伝子Tlalphaの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 17790522
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関東北大学

研究代表者

田原 稔  東北大, 加齢医学研究所, 助手 (50375036)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード肺胞上皮I型細胞 / T1alpha / ウイルスベクター
研究概要

本研究は、齧歯類肺胞上皮I型細胞におけるマーカー遺伝子T1alphaの機能解析を目的としている。まず、T1alphaおよびT1alpha RNAi導入ベクターの作製をおこなった。マウス肺mRNAからRT-PCRを用いてクローニングし、発現ベクター(CMVプロモーター)に組み込んだ。また、T1alpha RNAi発現ベクター(H1プロモーター)も作製し、HeLa細胞に共トランスフェクションを行い、T1alphaの発現抑制をRT-PCR, real time RT-PCRで確認したところ、T1alphaRNAiは遺伝子発現を80%抑制した。遺伝子導入のコントロールとして、EGFP発現ベクターを用いたところ、遺伝子導入効率は35%程度と低いため抑制率が低いと考えられた。そこでT1alphaを発現しているマウスMC3T3E1細胞およびT1alpha siRNAをもちいて実験を行った。遺伝子導入効率は螢光ラベルされたsiRNAを用いて、フローサイトメトリーで解析した。導入効率は90%強で、遺伝子発現抑制率も98%と高値を示した。また、フローサイトメトリーを用いてタンパク質の発現の抑制率は84%であった。この差の原因として、T1alphaタンパク質の半減期が考えられた。十分な抑制効果が認められ、このT1alpha siRNAの配列を用いて、実験を進めることに決定した。
次に、マウスの肺胞上皮I型細胞の初代培養を行った。マウスの肺胞上皮II型細胞からI型細胞への分化を検討するため、II型細胞のマーカーとしてproSP-C蛋白、I型細胞のマーカーとしてT1alpha蛋白を用いて、初代培養の細胞を染色した。II型細胞の割合が50%を切っており、論文で報告されている80%を大きく下回っていた。現在、肺胞上皮II型の初代培養の条件検討をおこなっている。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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