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腎炎Memoryt細胞におけるTh1/2バランス

研究課題

研究課題/領域番号 17790563
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 腎臓内科学
研究機関昭和大学

研究代表者

井上 嘉彦  昭和大学, 医学部, 助手 (20343494)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードMemory T Cell / 腎炎 / Memory T cell
研究概要

腎炎発症にはnu/nuマウス(T,B細胞伴に働きのないマウス)では腎炎は起こらず、IgMノックアウトマウス(T細胞の働きはあるがB細胞の働きのないマウス)では腎炎が起こる事が証明され、強くT細胞が関与していると考えられる。Step1ではC57BL/6マウス(T,B細胞伴に働きを持っている)にNephrotoxic serum(NTS,Anti-mouse GBM抗体)を投与し、proteinuriaを認めないsubnephritogenic doseを決定した。Step2として腎炎におけるEffector T細胞の役割を調べるためC57BL/6マウスにComplete Freund adjuvantとヒツジIgGを等量混合し,マウスに皮下注射をしimmunizeさせ、7日後にStep1で決めた量のNTSを投与、Adoptive transfer of anti-GBMnephritisを作成。腎炎の発生を見る上でproteinuria,尿クレアチニンの比Ualb/Ucrで検討した。Step3ではMemory T細胞の役割を調べるため8週間immunizeさせた後、Step1で決めたNTS量を投与したマウスを作成した。Step3でのマウスの方が早期より腎炎が発症し、尿蛋白上昇も著名に増加する事がわかった。Step2,3で作成したマウスの腎組織および血液で比較検討を行った。両群腎炎像はほぼ認められず、血液CD8陽性細胞でCD44,CD62L,CD25,1B11,CD451Bの測定を行ったが十分な差を得る事ができなかった。Memory T細胞モデルマウスの方が早期に腎炎発症が起こる事がわかったが、今後subnephritogenic dose、NTS投与日を再考するなど一部変更して十分なMemory T細胞モデルでの早期腎炎発症の根拠、IL-4,IFN-γ測定等でのTH1/2バランスを評価していく予定である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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