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Parkinと相補的な新規ユビキチンリガーゼSiah-1の同定と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 17790585
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 神経内科学
研究機関広島大学

研究代表者

永野 義人  広島大 (50397973)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード脳神経疾患 / 神経科学 / シグナル伝達 / 蛋白質
研究概要

研究を進めるにあたり、平成17年度は、パーキンソン病モデル神経の作製を試みた。α-synucleinは常染色体優性遺伝性パーキンソン病PARK1およびPARK4の原因遺伝子であり、またその遺伝子産物はレビー小体の構成蛋白質であり、α-synucleinはパーキンソン病の発症に関与する重要な蛋白質として注目されている。われわれはA30P、A53T変異型(PARK1)および野生型(PARK4)のα-synucleinを発現させたマウス胚性幹細胞(ES細胞)を確立し、ドパミン神経に分化誘導した。この細胞は、脱分極刺激によりドパミンを放出し、パッチクランプ法を用いた解析では中脳黒質緻密層のドパミン神経細胞とほぼ変わらぬ特性を示した。また、長期培養すると神経細胞死を来たした。この神経細胞ではα-synucleinからなる細胞内凝集体が観察されるとともに、パーキンソン病発症の分子機構に関与するSynphilin-1、Parkin、PINK-1などの発現がみられた。このパーキンソン病モデル神経を用いて解析を行う予定である。
さらに、われわれはSiah-1が、常染色体劣性遺伝性パーキンソン病(PARK7)の原因遺伝子であるDJ-1と結合することを発見している。PARK7発症の原因となる変異型DJ-1(M26I,L166P)、野生型DJ-1遺伝子を作製し、Siah-1との結合実験、ユビキチンアッセイ、パルスチェイスアッセイなどにより解析を進めている。
最終年度となる来年度は、Siah-1のパーキンソン病発症における機能の解析をさらに進めていく予定である。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Embryonic stem cell-derived neuron models of Parkinson's disease exhibit delayed neuronal death2006

    • 著者名/発表者名
      Yamashita H, et al.
    • 雑誌名

      Journal of Neurochemistry (in press)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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