研究課題/領域番号 |
17790617
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
袴田 秀樹 東京薬科大学, 薬学部, 准教授 (70284750)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | インスリン / LXR / 酸化ステロール / メタボリックシンドローム / 脂肪肝 |
研究概要 |
LXRのリガンドとなる酸化ステロールの簡便な定量分析には、高感度、高精度な分離分析法の開発が必要であり、これまでの基礎的検討の結果を基に、電気化学検出HPLCに注目した。ところが、従来酸化還元物質の範疇には入らない酸化ステロールを、誘導体化なしで直接酸化して電気化学検出する方法論が存在しなかったため、より一般的なステロイド化合物を用いて、この検出法による分析法を確立する必要性を痛感した。そこで、多くの分析法によって定量されているコレステロールを分析対象として用い、電気化学検出HPLCによる血清コレステロールの定量法を開発することとした。ボルタンメトリーを用いて種々の検出条件を検討した結果、コレステロールを酸化できる条件を発見した。そこで、これを検出器に組み込んだ電気化学検出HPLCを構築し、血清試料として、和光純薬製及びNIST(米国国立標準技術研究所)の標準血清中のコレステロール定量を行った。認証値と比較した場合の真度、繰り返し測定したときの精度、添加回収試験、それぞれ良好な結果を得た。これらの結果は、Joumal of Chromatography A1166:135-141(2007)において発表した。本論文中では、いくつかの酸化ステロール標準品をコレステロールと同時に分離定量できることを示しており、感度の向上と試料前処理の改善によって、酸化ステロール分析へと応用できると考えている。 その他、酸化ステロールをより高感度に定量するための予備的検討として、キャピラリー液体クロマトグラフィーやLC/MS/MSを用いる薬物の高感度定量法を開発した。
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