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Tie2/Angiopoietin1によるヒト造血幹細胞ニッチ制御の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17790656
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

松岡 佐保子  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20317340)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード造血幹細胞 / ニッチ / 幹細胞維持 / 幹細胞増幅
研究概要

マウス造血幹細胞において、幹細胞特異的に発現している受容体型チロシンキナーゼTie2とそのリガンドであるAngiopoietin1は、造血幹細胞の静止期維持に重要な役割を果たしていることから、本研究では、ヒト臍帯血造血幹細胞におけるTie2/Angiopoietin1の制御機構を明らかにする目的にて以下の解析を行った。
1)ヒト臍帯中の分化抗原陰性Tie2陽性(Lin-Tie2+)細胞の解析
ヒト臍帯血中のLin-Tie2+細胞をcell sorterを用いて単離し、半固形培地での培養でコロニー形成能を検討したところ、この細胞集団には、コロニー形成能を持つ未分化な造血細胞を極めて多く含んでいることが明らかになった。
2)ヒト造血幹細胞におけるTie2/Angiopoietin1の作用の解明
ヒト臍帯血中のLin-Tie2+細胞をcell sorterを用いて単離し、BSA、SCF、TPOを加えた無血清培地で培養し、培養液中に可溶性Angiopoitin1 VariantであるCOMP-Ang1を加えることによる、分画に含まれる幹細胞の未分化性の維持および自己複製能に対するTie2/angiopoietin1の作用を、放射線照射した免疫不全マウスへの移植による造血再構築能について検討した。その結果、COMP-Ang1を加えたことにより、ヒト臍帯血中の造血幹細胞の未分化性がより維持されることが示唆された。臨床での応用については、最も効果的に幹細胞の未分化性を維持できるザイトカインの組み合わせや、培養日数、COMP-Ang1の濃度等について、さらなる検討が重要であると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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