• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

毛細血管拡張性運動失調症における神経変性機構を解明するための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17790696
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関岐阜大学

研究代表者

折居 建治  岐阜大学, 大学院医学系研究科, 助手 (30332688)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード毛細血管拡張性運動失調症 / ATM / Mre11 / NBS1 / 神経変性
研究概要

本研究では、毛細血管拡張性運動失調症において小脳性失調をきたす神経変性機構を解明することを研究の目的としている。毛細血管拡張性運動失調症の責任蛋白質はATMであることが知られているが、DNA二本鎖切断がおこると速やかに下流の蛋白質をリン酸化することでシグナルを下流に伝えている。そのシグナル伝達に必要な蛋白質として最近Mre11やNBS1が重要である事が明らかになっていた。毛細血管拡張性運動失調症における神経変性機構を解明する上でそのシグナル伝達機構の解明が重要であると考えられる。このため今回、我々はMre11やNBS1と機能的に会合する蛋白質を検索しその機能解析をすることを本研究の目的としている。
今年度の研究実績は以下のとおりである。
1)ATMのシグナルを種々の蛋白質に伝えるのを助けているMre11-NBS1-Rad50蛋白質複合体に結合する蛋白質を酵母ツーハイブリッドシステムを用いて検索した。Mre11を用いたスクリーニングとNBS1を用いたスクリーニングの2通りのスクリーニングを行いMre11-NBS1-Rad50蛋白複合体に結合する候補蛋白質を得た。
2)Mre11に結合する候補蛋白質を5つ、NBS1に結合する候補蛋白質を5つ同定した。
3)候補蛋白質を哺乳類細胞において発現させるために発現ベクターをそれぞれについて作成、その発現系を構築し哺乳類の細胞内において発現実験を行い発現の確認を行った。
4)その候補蛋白質と、Mre11またはNBS1を哺乳類細胞内でともに発現させ、免疫沈降反応をおこないその結合を確認した。
5)候補蛋白質を哺乳類細胞内で強制発現させた系において、細胞周期、放射線感受性への影響、アポトーシスのシグナルとの関連、遺伝子修復との関係など細胞機能にどのような変化があらわれるのか検討をおこなった。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Selective utilization of nonhomologous end-joining and homologous recombination DNA repair pathways during nervous system development.2006

    • 著者名/発表者名
      Orii KE, Lee Y, Kondo N, McKinnon PJ
    • 雑誌名

      Proceedings of National Academy of Science of the U. S. A. 103・26

      ページ: 10017-10022

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Acute disseminated encephalomyelitis associated with enterovirus 71.2006

    • 著者名/発表者名
      Kato Z, Omoya K, Orii KE, Kondo N
    • 雑誌名

      Journal of pediatric Infectious Disease 1

      ページ: 115-118

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi