研究課題/領域番号 |
17790741
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
坂田 ひろみ 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (50294666)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 胎生期アルコール症候群 / 概日リズム / 同調 / 胎児性アルコール症候群 / セロトニン |
研究概要 |
我々はラットの胎生期または新生仔期のエタノール曝露が概日リズムの同調障害を引き起こすことを明らかにした。しかし、エタノールによる概日リズム発達障害の機序は不明である。本研究では、胎生期エタノール曝露による概日リズム同調障害の原因を探るために、時計遺伝子Per1およびPer2の発現について解析した。また、概日リズムの最も強力な同調因子である光を受容する網膜の免疫組織化学的解析も行った。 SDラットの妊娠10〜20日に2.5〜5%(w/v)のエタノールを含む液体飼料を与えた(Et群)。対照にはエタノールをシュークロースで置き換えた液体飼料を与えた(PF群)。仔を妊娠21日で取り出し、脳を採取してRNAを抽出し、RT-PCR法によりrPer1とrPer2の発現量を解析したが、両群間に有意な差は認められなかった。また各群の仔を8〜10週齢で灌流固定して両眼球を取り出した。眼球の重量を測定した後、網膜の水平断切片(パラフィン切片およびクリオスタット切片)を作製し、抗チロシン水酸化酵素抗体、抗calbindin D28-k抗体、抗calretinin抗体、抗parvalbumin抗体、抗GFAP抗体を用いて免疫染色を行った。その結果、眼球重量と網膜の厚さに有意な差は認められなかった。また、免疫染色においても両群間に大きな差は認められなかった。以上より、胎生期エタノール曝露による概日リズム同調障害には別の因子の関与の可能性が考えられる。
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