研究課題/領域番号 |
17790748
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
小林 あずさ 金沢医科大学, 医学部, 助教 (30340011)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 超低出生体重児 / 動脈管開存症 / カテーテル / コイル塞栓 / 仔豚 / プロスタグランディン製剤 / 超音波診断装置 / 3Fシース |
研究概要 |
超音波診断装置を用いたカテーテルコイル塞栓術確立: 方法:平成17、18年度同様に生後2時間から6時間経過した仔豚(3元交配LwD)8匹を動物モデルとして使用した。体重は1000g前後の仔豚を使用した(1.15kg、1.15kg、0.9kg、0.98kg、1.7kg、0.97kg、1.0kg、0.95kg)末梢静脈に留置針を留置し、静脈路を確保した上で、そのルートよりプロスタグランディンE1製剤の静脈内投与(5ng/kg/分)を行った。動物モデルの沈静はプロポフォールによる持続投与を行った。また超音波診断装置(SONOS5500)を用い、動脈管開存を確認した。 結果:本年度は計3匹の動脈管開存に成功した。前年度の失敗より、超音波診断装置に併用し、レントゲン透視システムを利用した。またコイル留置の親カテーテルとして4Fロングシースを利用した。また、コイルを留置する際には3F生検用バイオトームを用い、ロングシース内のコイルを運んだ。超音波診断装置のみでは、コイル留置は不可能であった。しかしながら、レントゲン透視システムを用いると容易に成功する仔豚動物モデル(1匹のみ)を得た。 結論:本研究では、超音波診断装置単独でのカテーテルコイル塞栓術は、全て不成功に終わった。結論からは、レントゲン透視システムを用いなければ、低出生体重児の動脈管開存症に臨床応用することは難しい。しかしながら、この未熟豚による動脈管開存症モデル動物は、研修システムにおけるトレーニングに応用可能であること、さらに、コイル脱落事故を想定し、レントゲン透視システム下にて、コイル回収の方法開発にもつながる可能性を示唆した。
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