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皮膚悪性腫瘍に対する抗血管新生療法の新規標的としての周皮細胞の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17790760
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関山梨大学

研究代表者

古橋 正男  山梨大, 医学部附属病院, 助手 (70283215)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードpericyte / 抗血管新生療法 / 抗VEGF receptor 2抗体
研究概要

腫瘍形成時の血管の成熟や腫瘍内での血流維持、腫瘍細胞への栄養供給において、大きな役割を担っていることが示唆されているpericyteの機能を詳細に解析し、腫瘍の抗血管新生療法における新規標的細胞としてのpericyteの有用性を検討すること目的に以下の実験を行った。
1)PDGF-B産生悪性黒色腫細胞と比較対照群の抗VEGF receptor 2抗体に対する反応性の検討
PDGF-Bを強制発現するB16 mouse melanoma cell(B16/PDGF-B)とvectorのみを導入したB16(B16/ctr)をC57BL6マウスに接種し腫瘍を形成させた後、抗VEGF receptor 2抗体を投与し腫瘍体積を測定した。B16/ctrと、腫瘍内血管周囲のpericyteの増加していたB16/PDGF-BにおけるVEGF receptor 2抗体の効果を比較し、pericyte増加による、腫瘍内血管に対する抗VEGF receptor 2抗体への抵抗性の有無を検討した。B16/ctrでは、抗VEGF receptor 2抗体を投与しない群に比べて、抗VEGF receptor 2抗体200μg投与群、800μg投与群とも有為に腫瘍の増殖が抑制された。それに対して、B16/PDGF-Bでは抗VEGF receptor 2抗体を投与しない群に比べて、抗VEGF receptor 2抗体800μg投与群では有為な腫瘍増殖抑制が認められたが、200μg投与群では有為な腫瘍増殖抑制が認められず、腫瘍内血管周囲のpericyteの増加による抗VEGF receptor 2抗体に対する抵抗性が示唆された。今後の実験ではB16/ctrでは抗VEGF receptor 2抗体非投与群との間で有為な差があったが、B16/PDGF-Bでは抗VEGF receptor 2抗体非投与群との腫瘍増殖に有為な差が認められなかった200μgをVEGF receptor 2抗体投与量とすることとした。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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