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B1-B細胞による抗原特異的末梢性regulatoryT細胞の誘導

研究課題

研究課題/領域番号 17790764
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

藤本 徳毅  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (50378460)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードB1-B細胞 / 抑制性T細胞 / 腹腔内細胞 / 免疫学
研究概要

BALB/cマウスのperitoneal exudate cells(PEC)を、in vitroでCpGもしくはCpGと抗CD40抗体で刺激して、B1-B細胞(B220+CD5+)の表面分子の変化をフローサイトメーターで解析した。MHC class I、class IIおよびCD80の発現は刺激前後で著変はなかった。一方、CD86の発現はCpGと抗CD40抗体の共刺激では24、48時間後共に上昇したが、CpG単独刺激では24時間後には48時間後には刺激前よりも発現が低下した。脾臓のB2細胞では同様の現象はみられなかった。そのため、CpGで刺激したB1-B細胞を用いてin vitroでの抑制性T細胞の誘導を試みたが、明確な抑制能を持つCD4 T細胞は誘導できなかった。
そこで、B1-B細胞をAPCにして、D011.10TgマウスのナイーブCD4 T細胞の増殖反応と細胞分化をみた。刺激していないB1-B細胞では強い増殖反応を示したのに対して、48時間CpG刺激後のB-1B細胞と、CpGと抗CD40抗体で48時間刺激後のB1-B細胞では、1/10程度の弱い増殖反応を示した。この結果はCD86の発現と乖離しているため、その他の種々の副刺激分子の変化も解析したところ、ICOS-ligandのみが刺激前に比べてどちらの刺激方法でも発現が低くなることが判明した。そこで抗ICOS-ligand抗体を投与したが、増殖反応に変化はなかった。また、刺激していないB1-B細胞で活性化したCD4 T細胞は、IFN-γ産生細胞二分化したが、CpGで48時間刺激後のB-1B細胞と、CpGと抗CD40抗体で48時間刺激後のB1-B細胞で活性化したCD4 T細胞は、いずれもIFN-γとIL-4共に産生がみられなかった。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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