• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

機能ゲノム学による新規かゆみメディエイターの探索

研究課題

研究課題/領域番号 17790792
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

林 義明  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (70330470)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード皮膚 / 炎症 / 角化細胞 / 生体分子 / 生理活性 / 臨床 / プロテアーゼ / 受容体 / そう痒 / アトピー性皮膚炎 / モデル動物
研究概要

プロテアーゼが関与するかゆみメディエイター系として、protease-activated receptor 2(PAR2)(F2RL1)の活性化システムを研究の対象とし研究を実施した。まず、PAR2のアゴニストSLIGKV-NH2を培養角化細胞に作用させて経時的に培養上清を採取し、PAR2活性化によって産生されるサイトカイン、ケモカイン、NGFなどの成長因子などを抗体アレイとELISAを用いてスクリーニングした。その結果、抗体アレイによるスクリーニングでは、PAR2刺激で明確な発現上昇を示すサイトカインは見いだせなかった。しかし、ELISA法でIL-6とIL-8の産生誘導が確認できた。また、PAR2活性化により発現が変動する遺伝子をcDNAマイクロアレイにより網羅的に解析した。その結果、mRNAレベルで誘導される遺伝子はわずかであったが、複数の新規炎症関連遺伝子、シグナル伝達分子の誘導が検出された。また、培養角化細胞の実験系で、PAR2 siRNAによるPAR2 mRNAノックダウンにより、IL-8の誘導が完全に抑制されることが明らかになった。この実験系を用いてPAR2の作用を制御する薬剤をスクリーニングしたところ、従来、各種炎症性皮膚疾患に対して免疫調整作用を持つことが知られていたミノサイクリンなど、テトラサイクリン系の薬剤がPAR2系活性化によるIL-8産生を制御することが明らかとなり、PAR2系を標的とする薬剤の探索が皮膚疾患治療薬の新しい展開に寄与する可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 前頚部に生じた静脈瘤の手術方法2006

    • 著者名/発表者名
      今田 微香
    • 雑誌名

      日本皮膚外科学会誌 10・2

      ページ: 170-171

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 皮膚骨腫2006

    • 著者名/発表者名
      今田 微香
    • 雑誌名

      皮膚病診療 28・7

      ページ: 861-862

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 体幹・四肢に発症した各種炎症性皮膚疾患に対するアンテベートローション(一般名:酪酸プロピオン酸ベタメタゾン)0.05%の臨床効果2005

    • 著者名/発表者名
      津田達也, 他
    • 雑誌名

      皮膚の科学 4・6

      ページ: 575-580

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi