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乳房外パジェット病における腫瘍の伸展および病勢・治療効果の早期把握に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17790796
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関鳥取大学 (2007)
福岡大学 (2005-2006)

研究代表者

吉田 雄一  鳥取大学, 医学部, 准教授 (70335975)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード癌 / 病理学 / 皮膚腫瘍 / 腫瘍マーカー
研究概要

浸潤を伴う乳房外バジェット病(ハイリスク群)において早期に再発・転移の可能性を把握し、予後を改善することを目的として研究を行った。昨年度までに浸潤を伴わない場合(in situ)においては血清中のCEAの上昇やRCAS1の上昇は見られないが、浸潤を伴う場合にはCEAの上昇が見られなくともRCAS1の上昇が見られることがあり、その際にばリンパ節転移の可能性が高いことが分かった。つまりリンパ節転移をきたした乳房外バジェット病では、CEAに比較してRCAS1の方がより感度が高い場合があり(リンパ節転移の早期発見の可能性)、その結果の概要について本年度に英文の学術誌に公表した。
さらに本年度は昨年度に引き続いて、ハイリスク群患者の血清中RCAS1の測定を継続した。また転移をきたした患者において治療効果(化学療法・外科治療)の把握にRACS1が有用であるかどうかを検討した。
今年度、新たにstage3(所属リンパ節転移)、stage4(骨転移)の患者においてRCAS1の有用性を検討した。両者とも初診時から一貫してCEAの上昇はなかった。血清RCAS1の上昇が見られるかどうかを定期的に血清を採取し、測定を行った。しかしながら、RCAS1の上昇は見られなかった。また、所属リンパ節転移をきたした患者(CEA,RCAS1ともに上昇した患者)において、その治療効果の判定にRCAS1が有用であるかをCEAと比較した。その結果、術後や化学療法後にCEAと平行してRCAS1の一過性の低下が見られたが、大きな変動に乏しく、その有用性についてはさらなる検討が必要であると考えられた。
結論として、乳房外パジェット病におけるRCAS1の有用性については今後も症例を積み重ね、多数症例での解析が必要であると思われる。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Potential utility of the tumotir marker RCAS1 for monitoring patients with invasive extramammary Paget's disease.2008

    • 著者名/発表者名
      吉田雄一
    • 雑誌名

      Acta. Derm. Venereol 88(3)

      ページ: 296-297

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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