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うつ病の病態解明を目指した発現プロテオミクス

研究課題

研究課題/領域番号 17790814
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関徳島大学

研究代表者

河合 香里  徳島大, 研究員 (80398007)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードストレス / 脳・神経 / プロテオーム
研究概要

現代社会においては自殺者数の増加が大きな問題になっているが、自殺者の約7割がうつ状態であるといわれており、ストレスに起因するうつ病発症のメカニズムを解明することは急務である。我々は、末梢血白血球を用いたストレスの客観的かつ簡便な評価システムであるDNAチップを(株)日立製作所と共同開発し、うつ病特異的に変動する遺伝子群を同定した。
本研究ではDNAチップの結果に基づき、うつ病特異的に変動する遺伝子群の機能解析を行い、うつ病発症に関連するストレス応答のバイオマーカーを探索することを目的として、以下の検討を行った。
1)末梢血白血球mRNAを用いたリアルタイムPCRによるDNAチップの結果の検証
うつ病患者および健常者より採取された末梢血白血球よりRNAを抽出し、リアルタイムPCRによって、DNAチップで同定された約100個の遺伝子についての発現変動を検討した。なおサンプル採取にあたっては、本研究の目的・情報管理などについて説明を行うとともに、書面での合意を取得している。
2)ストレス負荷モデルマウスを用いた脳内遺伝子発現変化の検討
うつ病患者の末梢血白血球での遺伝子発現変化と脳内での変化の相関について明らかにしたいが、倫理上患者の脳サンプルで行うことは困難である。そのため、ストレス負荷時の脳内遺伝子発現変動についてはマウスを用いて検討した。C57BL/6マウスに1時間および6時間の拘束ストレスを3週間にわたり負荷し、血液・脳を採取した。ストレス負荷により血中コルチコステロンレベルの上昇が認められた。脳内の遺伝子発現変動については、リアルタイムPCRで検討するとともに、それらの発現部位を同定する目的で、in situ hybridizationおよび免疫組織学的検討を現在進めているところである。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Expression analysis of psychological stress-associated genes in penpheral blood leukocytes2005

    • 著者名/発表者名
      Kyoko Morita, et al.
    • 雑誌名

      Neuroscience Letters 381

      ページ: 57-62

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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