研究課題/領域番号 |
17790828
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
豊田 倫子 独立行政法人理化学研究所, 分子精神科学研究チーム, 研究員 (20392045)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | プレパルスインヒビション / 統合失調症 / エンドフェノタイプ / 遺伝子研究 |
研究概要 |
平成18年度は、プレパルスインヒビションの測定・解析条件について検討を行った。 海外で汎用されている、ヒト用のプレパルスインヒビション測定機(San Diego Instruments社製EMG-SR system)を用いて、ボランティアを対象として予備的なプレパルスインヒビションの測定を行った。プレパルスインヒビションの測定は、被験者にヘッドフォンを装着して頂き、ホワイトノイズを聞かせてその音刺激に対する眼輪筋の収縮を表面筋電図で測定することによって評価した。驚愕反応を惹起するパルス音の音圧は一定とし、プレパルスの音圧は3段階に設定した。 EMG-SR systemの解析ソフトウェアーを用いてデータ解析を行ったところ、本試行で得られた信号は非常に微弱なものであったため、データを不採用とするエラー数が多くなり、パラメーターを適切に設定することが困難であった。 これらの理由から、他の解析方法を検討した。各トライアル間の加算平均を算出し、波形をトライアルタイプ別に描出するプログラムを作成した。また、加算平均波形の一定区間の面積比を用いて、%PPIを算出するプログラムも作成した。この方法によって、微弱な信号と背景ノイズとの区別が容易となった。 なお、被験者のデータは匿名化した上で扱い、年齢、性別等の情報を含んだデータは、セキュリティーソフトウェアーをインストールし、ネットには接続しない等の情報漏洩対策を講じた専用のパーソナルコンピューター内で厳重に保管した。
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