研究課題/領域番号 |
17790861
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
和田 昭彦 島根大学, 医学部, 助教 (90379686)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 脊髄 / 脳幹 / MRI / 拡散テンソル画像 / 神経線維 / 核磁気共鳴画像 / 脊椎 / 拡散強調画像 |
研究概要 |
ラインスキャン法を用いた脊髄の拡散テンソル解析・画像の臨床適応とその有用性を評価する目的にて、当院整形外科の協力を得て、外科的治療(頚髄除圧術)前後の頚椎症性脊髄症症例を対象にラインスキャン法を用いた拡散テンソル画像を撮像し、取得情報から算出されるADC、FA値と治療前後での変化を検討した。 頸髄症における損傷脊髄部位に関する以前の報告では脊髄損傷部ではADC値の上昇と、FA値の低下が報告されている。我々の検討結果では、外科的治療奏功例における治療前の拡散テンソル解析が事前に外科的治療効果(奏功)を期待できるかどうかの指標になることが示された。外科的治療奏功7症例の術前拡散テンソル解析ではADC値は既報告のごとく高値を示すもののFA値は正常範囲内に保たれており、我々の検討結果は、この術前拡散テンソル解析でのFA値保持が外科的治療奏功を期待できる指標であった。また治療効果の判定にはADC値の改善がある程度の関連を示しており、治療効果の客観的評価にも拡散テンソル解析は有用であると結論される。また検査結果の表示方法としてが、トラクトグラフィが治療効果を最も明瞭に示しており、患者への治療効果説明の際にも有用な手段となるとの考察をしている。 以上の研究結果は2007年の米国神経放射線学会、北米放射線学会にて展示・口演にて発表を行った。また同内容は論文として作成中、投稿予定である。
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