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転移性骨腫瘍に対するラジオ波焼灼療法の有効性に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17790869
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関琉球大学

研究代表者

赤嶺 珠  琉球大, 医学部, 助手 (50325841)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード骨腫瘍 / ラジオ波焼灼術
研究概要

末期癌患者における転移性骨腫瘍の罹患率は高く、特に有痛性転移性骨腫瘍の有無は予後・QOLを決定する因子として重要である。患者が高齢者であったり、病変が多発する場合が多く、病状が進行すると病的骨折をきたす場合が多く、通常の外科的切除術が不可能な場合もしばしば経験される。現在、転移性骨腫瘍に対する治療の主体は放射線療法であり、疼痛の部分的な改善は認められるが、疼痛の完全寛解を得られるのは約半数にすぎない。最近、肝腫瘍などに用いられていたラジオ波焼灼療法が、転移性骨腫瘍にも応用されてきており、治療困難な症例に対する良好な治療効果が期待されている。しかし、転移性骨腫瘍に対するラジオ波焼灼後の焼灼部位の組織学的検討が十分になされておらず、その点について家兎を用いてCTガイド下で経皮的にラジオ波焼灼を行い、合併症の有無を検討した。
今年度はラジオ波焼灼術による骨および周辺組織の急性変化の検討のために正常家兎骨盤骨に対して経皮的ラジオ波焼灼療法を行い、焼灼後の家兎骨盤骨の急性変化、術後の合併症の有無、生存の有無を検討した。
使用したラジオ波発生装置はRF2000(RTC社製)、使用した電極針はLeVeen^<TM>電極針17G(シャフト長15cm、展開径2cm、電極針8本)で、焼灼部位の熱凝固を示すroll-offの状態まで通電を行った。
実験に使用した一群の家兎に対しては、経皮的ラジオ波焼灼術後、焼灼部位を摘出し、組織学的な急性期反応の有無を検討した。もう一群の家兎に対しては、経皮的ラジオ波焼灼術後、慢性期の組織の変化を検討するために4週間後、2ヶ月後に焼灼部位を摘出し、組織学的に検討する予定である。
今後、家兎骨盤骨に腫瘍細胞を移植した腫瘍モデルを作成し、焼灼後の腫瘍制御の有無を画像的に検討した後に焼灼部位を摘出し、腫瘍制御の有無、骨の再生の程度を組織学的に検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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