研究課題/領域番号 |
17790879
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
山下 武則 川崎医科大学, 医学部, 講師 (30299200)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 放射光 / 単色X線 / 微小血管造影 / 血管塞栓物質 / 腫瘍血管 |
研究概要 |
【目的】これまでの研究で単色X線を用いた微小血管造影により約30μmの微小血管の描出を可能とした。また正常微小血管におけるEmbosphere【○!R】(trisacryl gelatin microspbere)とPVA(polyvinyl alcohol)の塞栓能力の比較でEmbosphere【○!R】はより塞栓効果、血管選択性に優れた塞栓物質であることが示唆された。今回は腫瘍血管に対し塞栓術を施行し、塞栓後の腫瘍微小血管を生体下に経時的観察することで、無処置群、Embosphere【○!R】塞栓群、PVA塞栓群の三群間での塞栓後の腫瘍微小血管変化の違いについて比較検討した。 【方法】日本白色家兎の耳介にVX2腫瘍を移植し、移植3日目の腫瘍に対しEmbosphere【○!R】(n=3)及びPVA(n=3)を用い塞栓術を施行した。塞栓術直前、術直後、術3日後、術7日後に微小血管造影を施行し評価した。 【結果】塞栓術後の腫瘍微小血管の観察で塞栓後のすべての腫瘍で再発が認められた。しかし塞栓術を施行していない群と比較すると腫瘍体積は減少していた。Embosphere【○!R】とPVAの比較ではEmbosphere【○!R】は再発腫瘍血管が塞栓部周囲より発達している傾向があるのに対しPVAでは塞栓部位の腫瘍血管の再開通が主体である傾向が認められた。 【考察】Embosphere【○!R】はより細い腫瘍血管の塞栓が可能なため、PVAに比し塞栓血管の再開通が少ないものと思われ、腫瘍塞栓効果に関してもEmbosphere【○!R】が優れている塞栓物質であることが示唆された。
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