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胃発癌における塩基除去修復遺伝子(hOGG1,MYH,hMTH1)変異の重要性

研究課題

研究課題/領域番号 17790929
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

小林 克敏  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (60343547)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード胃癌 / 塩基除去修復 / 塩基除去復習
研究概要

昨年度までの研究では,hMYHの5'側はスプライシングバリアントが7種類あり,それらmRNAがタンパク質として機能をもつのか持たないものなのかについて,full sequenceを想定し,それらバリアントの意義について検討を開始していた.本年度はそれらスプライシングバリアントのシークエンスの検討により,2つのバリアント(aberrant transcript)は機能性タンパク質とならないことが判明した.健常人のリンパ球にはhMYHのaberrant transcriptは認められなかったが,3種類の胃癌培養細胞株すべてにaberrant transcriptを認めた.さらに患者本人が承諾の上採取した胃癌臨床検体では,正常組織では30例中3例(10%)にaberrant transcriptを認めたのみであったが,癌の部分では30例中20例(67%)にaberrant transcriptを認め,癌組織ではhMYHのsplicing fidelityが抑制されているとともに,hMYHのaberrant transcriptが発癌に何らかの関係があるのではないかと示唆された.以上の結果を論文にまとめ,ANTICANCER RESEARCH 28号(2008)にて発表することができた.またhOGG1およびhMTH1の遺伝子発現については,スプライシングバリアントの数が非常に多く,数種類のプライマーを用いてRT-PCRを行ったが,遺伝子発現抑制と胃発癌との相関性について検討できるだけの信頼性のある結果を得られなかった.そこで遺伝子発現を蛋白レベルで観察しようとhOGG1およびhMTH1の免疫組織化学染色を試みたが,信頼性のある染色結果が得られなかった.

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Frequent splicing aberration of the base excision repair gene hMYH in human gastric cancer.2008

    • 著者名/発表者名
      KATSUTOSHI KOBAYASHI
    • 雑誌名

      ANTTICANCER RESEARCH 28

      ページ: 215-222

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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