研究課題/領域番号 |
17790962
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
登坂 雅彦 群馬大, 医学(系)研究科(研究院), 助手 (40323357)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | sphingosine 1-phosphate / sphingosylphosphorylcholine / Rho kinase / canine / basilar artery |
研究概要 |
脳血管攣縮はくも膜下出血(SAH)後に生じる脳血管の異常な狭小化であり、多くの研究にも関わらず、この特異な病態の原因解明には至っていない。 我々は、脳血管攣縮の病因して示されていた低分子G蛋白RhoとRho kinaseの活性化によるミオシンの脱リン酸化障害(カルシウム感受性亢進)の上流の物質について検討することにより脳血管攣縮の原因物質sphingosine 1-phosphate (S1P)を世界に先駆けて同定し、さらに最近S1PがRho/Rho kinase系を介して脳血管平滑筋内でCa2+感受性を亢進させるさせる機転を解明した。本研究の目的はRho/Rho kinase系の上流分子として提唱した脳血管攣縮原因因子S1Pに関する研究であるが、同様の候補脳血管攣縮原因物質でありフィンゴ脂質であるsphingosylphosphorylcholine(SPC)もRho/Rho kinase系の上流に位置すると考えられている。今回先にSPCの脳血管に対する反応性について検討し、やはりRho/Rho kinase系を介して脳血管平滑筋内でCa2+感受性を亢進させるさせる機転を証明し発表した(in press)。In vivoの実験系についても準備を進めた。はじめラットでの実験も計画したが、髄液注入が極めて難しい為、まずビーグル犬を用いてモデル作成中である。取り出した血管を用いて各種免疫染色を行う予定である。
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