• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

脳表組織への高頻度単極電気刺激の安全性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17790977
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

生沼 雅博  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (70360005)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード運動誘発電位 / 安全度 / 電気刺激 / 脳表 / 安全性
研究概要

1 研究の目的
脳神経外科術中モニタリングの前脈絡叢動脈(AchA)血流不全に対する感度は極めて鋭敏であり、血流不全発生後5-30secで誘発筋電図に電位の低下が認められること、またMEPに変化無く手術を終了した症例で術後に運動麻痺を呈した症例は経験していないことから有用なモニタリングであると考えている(J Neurosurg98:507-514,2003)。しかし、本モニタリングで用いている脳表直接高頻度電気刺激に関する脳波の変化や脳組織変化といった、生理学的および組織学的な面からの詳細な安全性の検討はこれまでになされていない。臨床例でこれらの検討を実施することは倫理的にも不可能である。よってラットを用い様々な刺激条件にて脳表直接高頻度電気刺激を行うことで、組織変化や脳波変化および行動変化の有無を明らかにし、脳表に対する直接電気刺激に関する安全性の検討を行う。
2 研究実績の概要
ラットをプロポフォールにて静脈麻酔し、頭部を固定し運動領野上に小開頭を行った。脳表を平皿電極で高頻度直接電気刺激を行い、刺激と対側の四肢が肉眼的に動くことを確認した。同時に、刺激側で刺激部位を挟むように2箇所、対側にも2箇所、頭蓋骨にねじ電極を留置し刺激最中および刺激後の脳波の変化を記録した。様々な強度での高頻度刺激を行いながら、脳波変化の有無を確認した。刺激後に還流固定を行い脳を取り出し、刺激部位の脳組織の組織学的変化を、電子顕微鏡および免疫染色で検討し、また、様々な強度における高頻度直接脳表刺激後に1ヶ月間、ラットの行動を観察した後、同様に還流固定し、脳組織の組織学的な観察を行った。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] High-frequency monopolar electrical stimulation of the rat cerebral cortex2007

    • 著者名/発表者名
      Masahiro Oinuma
    • 雑誌名

      Neurosurgery 60・1

      ページ: 189-197

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi