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脳動脈瘤壁における遺伝子発現の検討(成因および破裂の解明)

研究課題

研究課題/領域番号 17790984
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

佐々木 寿之  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (80287375)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード脳動脈瘤 / 遺伝子発現 / マイクロアレイ / HLA / 脳動脈瘤壁
研究概要

本年度(〜平成19年3月31日)の研究成果
本度の研究では12例のoligoDNA Microarrayを施行した。正常血管と比較してその壁における遺伝子発現が、2倍以上変化していたものは521geneあり、そのうち263geneがoverexpression、258geneがunderexpressionであった。これらをcategorizeしてみると、antigen processing 17,immune response 69,organismal physiological process 114,response to biotic stimulus 73,defense response 71,antigen presentation 11,antigen processing 11,response to stimulus 105,response to external stimulus 49であった。その発現が高度であったgeneをみると、antigen presentation genesが発現高度であり、そのうちMHC class1に属するものが4 gene, MHC class2が8 gensであった。これらの遺伝子に対してreal-time RT-PCRを行ってみると、MHC class1 geneでは有意差は認められなかったが、MHC class2 geneではHLA-DQB, HLA-DMBなどで動脈瘤壁における遺伝子発現が著明に上昇していた。破裂動脈瘤と未破裂動脈瘤における遺伝子発現の2倍以上の差は認められなかった。これらの結果より脳動脈瘤の成因として免疫反応、特にMHC class2が関与している可能性が高い。今後データの詳細な解析を行って論文として報告予定である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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