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術後痛動物モデルにおける末梢侵害受容器の修飾

研究課題

研究課題/領域番号 17791045
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

杉浦 健之  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助手 (20295611)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード術後痛 / パッチクランプ / 後根神経節 / 侵害受容器 / 逆行性染色
研究概要

17年度には科学研究費補助金でパッチクランプ記録のために必要なセットアップの一部を購入し、効率的に電気生理学的実験を進めることができるようになった。
1)「逆向性染色法」による足底皮膚・筋に分布する神経の同定
これまでに同様の方法で内臓感覚神経の同定は確立できたが、足底に分布する体性感覚神経の同定に関しては、まだ安定した結果が出ていない状況である。投与する注射針をさらに細く(30G)するなど、足底皮膚・筋に分布する神経の同定方法に改善を加え、またラットを用いた実験に変更し、比較的安定した結果が得られている。
2)パッチクランプ記録による侵害受容器における痛覚受容に関わる受容体・イオンチャネル、特にカプサイシン受容体を含め、その性質を明らかにした。pH感受性の容量依存性、熱閾値、カプサイシンの濃度依存性を中心に検討した。皮膚感覚神経の同定が確立できていないため、カプサイシン感受性感覚神経を用いて、パッチクランプ記録を行なっている。マウス培養後根神経節細胞(感覚神経)を用いた実験では、酸(プロトン)に対する反応から、異なるpHに反応する数種類の酸感受性が認められており、虚血組織、炎症組織でのこれらの感覚神経・イオンチャネルの関与が示唆される。
3)18年度は、補助金で熱刺激装置を購入させていただいき、侵害熱刺激に対する行動実験を行なった。ホットプレート試験において、炎症モデルでは熱痛覚閾値の低下を認めている。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Mouse Colon Sensory Neurons Detect Extracellular Acidosis via TRPV1.2007

    • 著者名/発表者名
      Takeshi Sugiura
    • 雑誌名

      Am J Physiol Cell Physiol.

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Acid-sensing properties in rat gastric sensory neurons from normal and ulcerated stomach.2005

    • 著者名/発表者名
      Takeshi Sugiura
    • 雑誌名

      Journal of Neuroscience 9;25

      ページ: 2617-2627

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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