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オステオポンチンへの機能部位変異導入マウス作成と骨および腎に対する影響の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17791086
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

東端 裕司  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (10381849)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードトランスジェニックマウス / オステオポンチン / 骨形成 / 尿路結石 / ノックアウトマウス / トランスジェニックマウス作成 / CaXもしくはRGEの変異導入 / PCRによるgenotyping / ノックアウトマウスとの交配
研究概要

オステオポンチン(OPN)は骨形成と尿路結石形成に重要な役割を果たすリン酸化蛋白であり、RGD配列やカルシウム結合部位、トロンビン切断部位、ヘパリン結合部位などをもち、その中で特に結合部位とRGD配列が骨形成を結石形成に重要であると推察されてきた。OPN構造中の機能部位の役割を明らかにするために以下のトランスジェニックマウス(tgマウス)の作成を行った。
1.Ca結合領域欠損(CaX):機能ドメインとしてOPN構造中に2箇所存在するCa結合領域を欠如させたtgマウス(Op5k-CaX)
2.細胞接着領域変異(RGE):細胞接着領域として機能するアミノ酸配列RGD(アルギニン・グリシン・アスパラギン酸)のアスパラギン酸(D)をアスパラギン(E)に変化させることで、機能しないアミノ酸配列に変化させたtgマウス(Op5k-RGE)
十分量のOPN特異的発現を再現する転写開始点より上流5,500bpのプロモーターを、変異型OPN発現させるtgマウス作成に用いた。5,500bpのOPNプロモーターに、1もしくは2の遺伝子変異を導入したオステオポンチン(OPN)のcDNAを組み換えによって連結したDNAを調製し、マウスの受精卵に変異導入遺伝子を注入し、tgマウスを作成した。tgマウス体内では変異OPNと内在性の正常OPNが共存し、競合して変異OPNの影響が弱められてしまう可能性があるので、現在OPNノックアウトマウス(-/-)と交配して遺伝的バックグラウンドを内在性OPNの存在しない状態で且つtgであるOPN-tg,-/-マウス個体を作成した。マウスは出産、成長し、骨組織に異常は認められなかった。蓚酸前駆物質を負荷するとOp5k-RGEで結石形成が抑制される傾向があり、結石形成にはRGD配列が重要であると示唆された。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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