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癌特異蛋白質BCLPによる子宮頸部腺癌のスクリーニングと予後判定への応用

研究課題

研究課題/領域番号 17791129
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

鈴木 孝浩  札幌医科大学, 医科部, 講師 (60398328)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードBCLP / PCR / 子宮頚部腺癌 / RNAi / 子宮癌
研究概要

前年度までの検討で,子宮腺癌における腺癌組織において発現が認められたBCLP蛋白は細胞増殖に関与し,細胞骨格形成に寄与する可能性があることがわかった。このタンパクを用いて血液による子宮頚部腺癌のスクリーニングの可能性を検討した。
対象は当院における子宮頚癌扁平上皮癌,腺癌,正常成人女性で採血に同意を得られた患者さま30人とした。末治療状態で血液を採取したのち,血液よりDNAを抽出しPCR法にてBCLP蛋白の発現を検討したところ,子宮頚部腺癌患者12人中10人83.3%において血液中に発現がみとめられた。正常女性の血液中では8人中7人87.5%にて発現が認められず,また扁平上皮癌患者では10人中3人30%においてその発現を認めるにとどまった。このことより,BCLPは頸部腺癌患者の血液中にて発現が認められ,一方,正常な女性では発現がほとんどないことより,子宮頚部腺癌の血液スクリーニングとして活用できる可能性が十分あり得ることが示唆された。
遺伝子配列より細胞内局在をインターネットで検索したところ,細胞膜蛋白の一部で膜貫通蛋白であると考えられた。細胞増殖および細胞骨格に関与した膜蛋白であり,癌細胞の増殖に伴って血液中に分泌されている可能性がある。癌化により細胞内で合成され,細胞膜の成分となり,徐々に血中に分泌される蛋白なので,血液による腫瘍のスクリーニングとして活用できる可能性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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