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リン酸化を介した哺乳動物精子capacitationの調節メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 17791134
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関自治医科大学

研究代表者

鈴木 達也  自治医科大学, 医学部, 助教 (90348003)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード精子 / 超活性化 / リン酸化 / プロテインフォスファターゼ
研究概要

男性不妊症に対する治療法を開発するためには、精子の運動性・受精能力を獲得するメカニズムを明らかにする必要がある。これまで、精子の運動性・受精能力の獲得はCa^<2+>やAMP、Aキナーゼによるタンパク質リン酸化によって調節されることが示されている。
おもにハムスターを用い精子のcapacitationに関与するリン酸化タンパク質・それに関与するキナーゼ・フォスファターゼを検索することにより、精子のcapacitationを調節するリン酸化経路を明らかにすることを目的とした。
プロテインフォスファターゼ(PP)阻害剤(オカダ酸およびカリキュリンA:PP1およびPP2Aに対する阻害剤)を添加することにより、ハムスター精子の超活性化が早まることが明らかとなった。さらにPP2AのIC50濃度でも超活性化が早まっており、精子超活性化にはPP2Aが関与していることが示唆された。また、PP阻害剤添加精子抽出タンパク質のチロシンリン酸化にはコントロール精子と差がなく、今まで報告されているリン酸化カスケードと異なる系に作用していることが示唆される(現在投稿中)。
現在進行中の研究においてはプロテインフォスファターゼ2Bによる脱リン酸化も精子capacitationにおける運動性変化に関与するpreliminaryのデータを得ている。さらにキナーゼに関しても順次確認する。動物実験と平行し、将来的なヒトでの臨床応用をめざし、動物実験で得られた成果をヒト精子においても再現可能であるかを確認する予定である。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-03-31   更新日: 2016-04-21  

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