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インフルエンザ菌に対するペプチドワクチンの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17791150
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関旭川医科大学

研究代表者

安部 裕介  旭川医科大学, 医学部, 助手 (90333674)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードワクチン / インフルエンザ菌 / 中耳炎 / ペプチド
研究概要

小児反復性中耳炎、慢性閉塞性肺疾患における反復性の急性増悪において、3大起炎菌の1つであるnontypeableインフルエンザ菌(NTHI)に対するワクチン療法開発の基礎的研究として、日本人および世界的に頻度の高いHLA-DR4分子、HLA-DR15分子を有するドナーより、CD14陽性細胞を分離、GM-CSF、IL-4を用いて樹状細胞を誘導、抗原提示細胞とし、同時に分離したCD4陽性T細胞を、インフルエンザ菌外膜蛋白であるP6を用いて刺激することで、P6蛋白特異的T細胞株を樹立した。続いてP6のアミノ酸配列を基に15残基長からなるオーバーラッピングペプチドを作製、樹立したT細胞株との増殖反応からエピトープペプチド同定、HLAクラスI分子、クラスII DR分子、クラスII DQ分子に対する抗体を用いた検討、及び、EBウイルスをtransformすることで作成した異なるHLAクラスII DR分子を持つB細胞株を用いた検討により、これらのT細胞株は共通のT細胞エピトープをHLA-DR4およびHLA-DR15分子を介して認識していることを確認した。さらには、ペプチド刺激でもP6蛋白に対する反応性を有するT細胞株が樹立可能である事を確認、複数のHLA-DR分子に結合可能なペプチドを推測し作成、これらのペプチドを用いてペプチド特異的T細胞株を樹立、これらのT細胞株のP6蛋白への反応性を確認した。これらのペプチドは、複数のHLA分子に対応可能なワクチン候補ペプチドと考えられた。以上の結果は、第15回日本耳科学会、第23回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会、第107回日本耳鼻咽喉科学会、第16回日本耳科学会にて報告しており、その研究実績の1部は投稿準備中である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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