研究課題/領域番号 |
17791185
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
増田 聖子 熊本大学, 医学部附属病院, 助手 (70346998)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 細菌性髄膜炎 / 感音性難聴 / 内耳障害 |
研究概要 |
昨年度に髄膜炎モデルラットの作製を行っていたので、今年度はその聴覚機能評価、蝸牛の組織学的評価を中心に行った。モデルラットの作成方法は雌Wistar系ラット(8週齢)に対してケタミン・キシラジンの腹腔内投与により麻酔を行い、頭部を脳定位固定装置に固定した。27G針にてE.coli由来のLPS250μgを大槽内に注入して髄膜炎を惹起する方法を採用した。 個体数を増やしてこの方法を行ったが、このモデルで髄膜炎を発症して、実験に使用できた動物は35%であった。残りの動物は髄膜炎を発症しなかったか、髄膜炎のためそのまま死亡した。 実験に使用できたモデル動物の聴力域値測定は聴1生脳幹反応検査を用いた。ケタミン・キシラジンの腹腔内投与で麻酔後、tone burstで4,16kHzの域値測定を行った。注入後数日間は髄膜炎症状がみられ、麻酔を行うだけで死亡するラットが多いため、回復がみられる1週間後に評価を行った。聴力域値は処置前より20〜35dB上昇していた。いったん聴力域値が上昇すると、その後改善はみられなかった。 またモデル動物蝸牛の組織学的評価を行った。ケタラールを腹腔内に投与して安楽死させ、内耳を取り出し、固定、脱灰、JB4包埋、薄切してHE染色を行った。髄膜炎発症ラットでは外リンパ腔に出血や炎症細胞浸潤がみられ、外リンパ腔を中心に障害をうけていることがわかった。今後はさらに詳細にコルチ器などの評価を行っていく予定である。
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