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歯の発生から歯根完成に至る全課程のアメロジェニン・スプライシングフォーム発現解析

研究課題

研究課題/領域番号 17791296
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関東北大学

研究代表者

畠山 純子  東北大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (50374947)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードエナメルマトリックス蛋白 / スプライシングフォーム / in situハイブリダイゼーション
研究概要

緒言;アメロジェニンはエナメルマトリックスタンパクの約90%を占めるが、その生理的機能の詳細は不明である。転写の時点でスプライシングを受けることにより、アメロジェニンタンパクにはスプライシングフォームが存在することが知られている。しかし、歯の発生過程のどの段階で、どのアメロジェニンのスプライシングフォームがどのような細胞系に発現するかについては全く不明である。本研究計画では、歯胚における各アメロジェニン・スプライシングフォームの発現を検索した。
方法;生後1週のマウスを4%パラホルムアルデヒドと0.5%グルタールアルデヒドとの混液で固定し、下顎を摘出した。DEPC (diethylpyrocarbonate)で処理しRNA分解酵素を失活させた10% EDTA溶液で1週間試料を脱灰し、パラフィンに包埋して連続切片を作成した。各アメロジェニン・スプライシングフォームに対するディゴキシゲニン標識RNAプローブを作製し、各アメロジェニン・スプライシングフォームを発現する細胞をin situハイブリダイゼーションを用いて同定した。
結果;生後1週の下顎第一臼歯は、歯胚の発生期の分泌期後期にあたり背の高いエナメル上皮が認められる。フルレングスのアメロジェニンを認識するディゴキシゲニン標識RNAプローブでは、分泌期のエナメル芽細胞に強い発現が認められた。
結論;分泌期後期のエナメル芽細胞において、フルレングスのアメロジェニンおよびアメロジェニンスプライシングフォームが存在することが示唆された。本研究計画は、エナメルマトリックス構成タンパクとしての役割以外に、生理活性ペプチドとしてのアメロジェニンの役割を解明する上で有用な情報を提供することが期待される。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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