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口腔レンサ球菌の産生する自己溶解酵素Amlに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17791302
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関広島大学

研究代表者

藤原 環  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (90274092)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードレンサ球菌 / 溶菌酵素 / う蝕
研究概要

Streptococcus mutansの産生する溶菌酵素Amlはう蝕原性細菌に対してのみ溶菌活性を有することから、う蝕予防剤になる可能性を持つ。そこで、Amlの基質特異性を明らかにするため、昨年度Amlの組換えタンパクを作製しその活性について検討を行ってきた。本年度においては結晶構造解析をするためのAmlの大量精製法の確立およびAml欠損変異株の作製を行い、性状解析を行った。
1)Amlタンパクの大量精製:His-tag融合Amlを用いて大腸菌を大量培養し、菌体破砕画分を用いてNi-NTAレジンにより粗精製を行った。得られた粗精製画分をphenylカラムによる高速液体クロマトグラフィーによりほぼ均一のタンパクバンドとして回収できた。現在、結晶構造解析に向け大量精製を行っている。
2)Amlタンパクの基質結合部位の組換えタンパクの作製・精製:1)の精製タンパクの回収効率が低いため、基質結合部位のみのHis-tag融合タンパクの作製を行った。また、大腸菌の系で精製を1)と同様の方法で行った。回収率も高く、均一のバンドとして精製できた。現在、結晶構造解析用に大量精製を行っている。
3)Amlの変異株を作製し、その性状について検討した所、菌体の分離が阻害され非常に長いレンサ状を呈することが観察された。また、この変異株にAmlを作用させることで長いレンサ状がほぼ単菌になった。また、親株にAmlを作用させた所レンサ状から単菌になった。したがって、Amlの生理作用としては菌の分離に関与していることが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Identification and molecular characterization of an N-acetylmuraminidase, Aml, involved in Streptococcus mutans cell separation2006

    • 著者名/発表者名
      Goh Yoshimura et al.
    • 雑誌名

      Microbiology and Immunology 50

      ページ: 729-742

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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