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チタンは本当にアレルギー反応を起こさない材料か?

研究課題

研究課題/領域番号 17791395
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

渡邉 恵  徳島大, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (40380050)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード金属アレルギー / 樹状細胞 / チタン
研究概要

1)in vivoにおける原感作後のアレルギー発症の検討
チタン,ニッケル,金属以外のコントロールとしてDNCB,OVAを正常C57BL6/Jマウス腹腔に投与し,感作した.2週間後,同一試薬を耳介皮下に投与し,48時間後に耳介腫脹反応を測定してアレルギー発症の有無を確認した.ニッケル,OVA投与群では耳介に著明な発赤・腫脹反応がみられ,アレルギーの発症が確認できたが,チタン投与群では耳介に著変を認めなかった.今回用いたような通法でアレルギーを誘導した場合,チタンの高い生体親和性からニッケルのようなアレルギー反応を惹起させるのは困難であると考えた.
2)アレルギー発症マウス全身検索
チタン以外の金属に対するアレルギーを発症したマウスの病態を検討した.所属リンパ節や脾臓を中心とした全身組織におけるサイトカイン,および炎症誘導物質の発現様式をRT-PCR法,ウエスタンブロット法,免疫組織学を用いて比較検討したところ,ニッケルアレルギー発症群マウスではリン酸化(活性化)MKK6遺伝子およびタンパクの発現の有意な上昇が認められた.また,同遺伝子の上昇は,マウス骨髄細胞から誘導・培養した樹上細胞に同刺激を加えて行ったウエスタンブロット,ELISA等でも確認された.しかしDNCB群では遺伝子・タンパクの発現増加がみられなかったことから,この現象が金属(現時点ではニッケル)に特異的である可能性が考えられた.

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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