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機能時の咬合接触と咀嚼運動に関する臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17791410
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関昭和大学

研究代表者

高場 雅之  昭和大学, 歯学部, 助手 (30384192)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード咬合接触 / 咀嚼運動 / 咬合力 / 切歯点 / 顆頭点
研究概要

咬頭嵌合位および咬頭嵌合位付近の側方咬合位において,軽く咬合したときと強く咬合したときの咬合接触状態を,咬合印象法で作業側と平衡側を同時に記録し,咬合力による咬合接触面積の変化と咀嘔リズムおよび咬頭嵌合位に咬み込む直前の運動経路として咬頭嵌合位に咬み込む際の入射角との関係について検討を行った.
被験者は,正常有歯顎者17名(男性10名,女性7名,年齢24〜29歳,平均年齢26.1歳)である.咬合接触の記録は,咬合記録用個人トレーと付加型シリコーン印象材を用いた.記録時の咬合力は,10%MVC程度(軽く咬合した場合)と50%MVC程度(強く咬合した場合)とし,採得した咬合記録は,新谷らの方法にしたがって50μm以下の咬合接触面積を測定した.咀嚼運動は,軟化したガムを左右で片側ずつ咀噛させ,計測装置は,ナソヘキサグラフ^<【○!R】>(小野測器)を用いた.
咬頭嵌合位,および側方咬合位における片側犬歯と臼歯部の咬合接触面積には大きな個人差が認められ,強く咬合することにより,これまでの報告と同様に接触面積は増加した.咀嚼経路をC typeとG typeに分類し,咬合接触面積を比較検討したところ有意な差はみられなかった.しかしながら,咬頭嵌合位へ咬み込む際の入射角と作業側,平衡側の強く咬合した場合と弱く咬合した場合の咬合接触面積に負の相関が認められた.このことは,入射角が小さく緩い場合は咬合接触面積が大きく,入射角が大きく急な場合は,咬合接触面積が小さいことを示している.以上のことから,咬頭嵌合位付近の側方咬合位の作業側および平衡側の咬合接触面積は,咀嚼運動経路全体のパターンではなく,運動経路のうち極めて咬頭嵌合位に近接した咬頭嵌合位に咬み込む際の入射角と関連していると考えられた.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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